『99年版 風の盆メニュー』

99年版風の盆めにゅー  今年の風の盆メニューは、小冊子風にしてみました。
メニュー内容は何ら変哲もないのですが、後ろに明日香から観光客さんへの風の盆アドバイスを載せたのが結構好評だったので、ホームページにもその内容をアップしたいと思います。
 どちらかというと「風の盆初心者」向け。
「ぜひ来年は...」「また八尾へ...」と思ってらっしゃる方々、どうぞご参考にして下さい。



ではここよりスタート!


明日香より観光客のみなさまへ。
  今年も風の盆へようこそいらっしゃいました。初めての方も、何年も通っておられる方も、皆々ご苦労さまです。
さて、ここでちょっとアドバイス。古き良き風の盆を今さら返せと言っても無理なこと。ならばせめてこれ以上壊れないように、皆様にもご協力願いたい。

〜カメラをお持ちの皆様へ〜

 プロ・アマ問わず、もちろん「写るんです」を持ってる方も!夜おわらの写真を写すときはフラッシュはなるべく控えて下さい。特に、深夜から明け方にかけては厳禁!!って言うと、でっかいカメラを抱えたそこのあなたは「フラッシュたかずに撮れるか!」とかってムッとしてるんではありませんか?それはまあごもっともなんですが、演じている側にとって、暗闇でのフラッシュ攻撃は、寝不足の眼と頭に突き刺さるようなダメージを与えてるんです。
必死になってファインダーを覗いてる方々、ちょっとカメラを置いて「被写体」として風の盆をとらえるのをやめてみませんか?

〜「風の盆」の流れ〜
 初めていらっしゃった方のために、風の盆中の流れを。1日・2日は午後2時ごろから各町内一斉に街流しが始まります。夕食時間はどこの町内も休憩(だいたい6時〜7時ごろ)。夜の部は7時頃から10時頃まで。ただし、競演会場の当番の町内はもぬ けのカラになりますのでご注意。
その後10時から12時までは上新町などで輪踊りを行ってますので、観光客の方々も一緒に踊っていただける時間になります。
 ここまではスケジュール通りの観光客向け営業時間。12時をまわると、それぞれ好きなもの同士が集まって、好きなように「おわら」を楽しむ時間帯になります。誰がどこで何時から何時までやっているかはまったく未定。
 3日の日中は「のど自慢大会」があるだけで、街流しは夜の部からはじまります。その後は1・2日と同じように行事は4日の明け方まで続きます。
 そんなわけで、「三日三晩踊り明かす」とは言っても、ご飯も食べますし、睡眠もとります。午前中からいらして「どこでおわらをやってるの?」なんて聞かないように。

〜深夜のおわらはお静かに・・・〜
 「明け方のおわらがいい」というのが広まって、ずいぶん夜中まで頑張る観光客の方々が増えました。来るなとは言いませんが、とにかく静かに!深夜の「おわら」はじっと「音」を楽しんで下さい。交通 規制が解除になったからといって、街の中に車を乗り入れるのもなるべく避けて下さい。車窓から眺めるなんてとんでもない!すぐにエンジンとライトは切るべし!!

〜八尾は観光地ではありません〜
「他に見るところがないの?」とか「食べ物やさんが少ない〜」とか。しょうがないですよね、八尾は普段な〜んにもないところなんですから。365日のうちのたった3日のために、レストランやら宿泊施設を増やすことはできませんって。そんなわけで、この喫茶店も観光客なれしてませんからね〜。ちょっとぐらい無愛想でも許して下さいませ。

END

・・・とまあ、こんな感じです。
 これ、実は8/31深夜に慌てて作ったんですよぉ...。できれば来年度版もまた作りたいな〜と思ってます。余裕があれば...。

 ちょっと内輪ネタで恐縮ですが、表紙の写真の説明おば。
「昭和20年代 上新町にて」と注釈付きなのですが、これは我が家にある写真。向かって左の三味線ひいてる若ゾウは、現在6才になる孫がいる大西家主、真ん中が亡き大西祖父です(歌い手でした)。昔は地方はこんなふうに座っていたのですね〜。

大西家20年代


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※このページは「静岡の姉さん達」に捧げます。リクエストども!