何かと九月が近付くと、やはり八尾は風の盆の話題ばかり。
先日(7/16)おわら演技発表会がありましたが、我が上新町は、聞くところによりますと、第三軍のメンバーが舞台を踏んだそうです。
それを見てきた鬼亭主が「よかった、よかった」と手放しで喜んでいる姿を見て、少し妙な気分になりました。
何故って、上新町では「鬼のオーサン」で通っている人が、辛口批評を口にしなくなったと言う事は、それだけ歳をとったということか...。おわら未亡人としては、角の取れた亭主というものも少々情けないというか、ワサビのきかない寿司みたい。

 この時期、街を歩くと、どこからか三味線、胡弓の音色が流れる事が当り前になります。 こんな時、ふらりと八尾を訪れるのも一興かも。
 内輪の話になりますが、孫が初めての夏休みに入りました。
保育所の頃、少し三味線の手ほどきを我が亭主より受けたのですが、一年生になって、ランドセルの重さに慣れる為(?)練習を休んでおりました。が、夏休みには鬼ジジイが特クンすると張り切っておりますので、上手くゆけば、本番ではポチンポチンと弾ける様になって、わたしの下手な唄をうたえればいいなー、なんて夢みています。
 今、八尾の街は立葵の花が上まで咲き登って、燕の二番子が巣立ち間近な状態です。
あ、鏡町の公民館から長谷川名人の家の前の道にかけて、諏訪町と同じ石畳が敷かれて、情緒がありますよ。乞うご期待!

 三味と胡弓につい誘はれて
    心せかる々 オワラ 石畳   正子

2000.7.31

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