新しい暦

 申年の暦を人生何度目かしら? 捲ってしまえば、何のことは無い何時も通りの日々を送っている自分の進歩の無さに改めて感心?しています。
 暖冬なんて慣れてしまえば、それなりに、少しの雪でも大騒ぎ、ほんの20年前迄は一晩に4〜50センチなんて当たり前だったのに。
我が家は、築百ン?年のシロモノですから、吹雪になると廊下や窓の隅に雪が吹き込んで、その度に箒で掃き集めています。
孫が不思議そうに見入っていますが、どう映っているのでしょうね、風流と、貧乏と、紙一重だもん、、、。
 
 先日、こちらの地方紙に今年の風の盆の運営に付いて、偉い方々が新しい方向を目指していらっしゃるとか、書かれていましたが、もう?って驚いていましたら、なんと、旅館や民泊は既に予約済みなんですって!
 そう言えば、風の盆暦なる物があるそうな、知らないのは地元民だけ?
私だけかも?
知らない内に、ラッシュの人の流れの様に、風の盆も地元民に関係無く観光業者の思惑のまま、都合よく変化してゆくのでしょうね〜〜。

 只今、冬まっ最中。
我が家の若様は三味線の寒稽古に汗を流しています。
その傍で、去年生まれた次なる若が、ジッと聞き耳を。
泣きもせず、音色に聞き耳を、これが八尾の血なんでしょうか。
又一人八尾の男が育ちつつあるようで、楽しみにしていいのかしら?

 そうこうしている内に、もう、一月の暦は月末を。
二月になると、<越中八尾 冬浪漫>とかで、毎週末、行事が予定されています。
雪も程よく降っていますので、いいのでは?
造り酒屋の周りを朝早く散歩するも、なかなかいいもんですよ。
独特の音と匂い、何より活気が感じられて、たまらん!!よ!

   「 生き物の如湯気生まる 寒造り 」

正子(2004.1.24)
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