深まりゆく秋

秋本番、朝ごとに空一面のいわし雲、物干し竿にはもう赤とんぼ。
暑かった今年の夏もすっかり影を潜めて、短い秋の日を一日一日と味わい深くさせています。
 
月見のおわら、坂の町アート展、恙無く終わって、又元の静けさを取り戻しています。
なんだか知らないうちに、風の盆が終わっても次々と人の集まる行事が増えて、住んでる人間が観光地って自覚が無いのに、何時の間にか外から来る人には観光地化して見えてるらしい。
これって、八尾にとってはどうなんだろう?
いいことなのかしらね〜〜?

いつもの年より少し遅れ気味に金木犀が咲き誇って坂の町をいい香りで覆っているなか、酔芙蓉が今を盛りに咲き継いで、晴れの日も雨の日もそれなりに八尾らしい風情をかもし出しています。
マップ片手に若いカップルも、オールサンデーらしい年配のご夫婦もポツポツ石畳を散策していらっしゃる姿を見かけると、本当の八尾を味わってね!って思います。
静けさを取り戻して、山々が色付くこの頃が私は一番好き!!
でも、すぐ後ろに雪の季節が迫ってるんだけど・・・。

来月第2土、日に「手の仕事市」があります。
かって八尾は職人さんが多くいらして、家が建つ全ての工程の職人さんが八尾で間に合ったそうです。
その名残りで未だ色んな手仕事をする方々が健在ですので、尊大な芸術家の作品とは一味違った職人芸が楽しみなアート展でもあります。
今年最後のイベントになると思いますが、その頃には城ヶ山の紅葉もポチポチじゃないかしら?
行く秋を楽しみに散策にどうぞ。



 「 さまざまな 音たて秋の 深まれり 」
正子(2004.10.14)

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