新しい年に寄せて

新しい年が明けました。
雪ナシ正月がすんで、成人式も終わり、又、いつもの様に毎日が流れて行きそうです。

 此処八尾は浄土真宗のお寺さんが多く、1月15〜16日には開祖親鸞さんの御満座法要が盛んで、各お寺さんでは大きな行事として執り行われているようです。
私ども下々では、御煮しめ焚いたり、「のっぺ」と言って、銀杏や牛蒡、人参、豆腐、大根、もっと色々根菜があったように思われるんだけど、大きなお鍋に細かく切ったものをタップリのお汁にお醤油で味付けして仕上げに片栗粉を流し込んだ汁物をフーフー言いながら頂きます。
お寺さんでは、夜通し大きな蝋燭を焚いて善男善女が親鸞さんにお参りしたそうです。
お姑さんが元気な頃は厳重にこの習慣を守っていた筈だったのに、いつの間にかやらなくなって、我ながらルーズな主婦になったもんだ〜って反省!
今年は久し振りに作ってみようかなって思っていますが・・・?

 各地にはその土地ならではの季節の郷土料理があるんでしょうね。60年以上も人間してきた我々が今、若い人達に教えて上げなかったら忘れられてしまうかも。
今年は、少し立止って来し方を振り返りながら、スピードを落として足跡を残せる様な生き方にギヤーを入れ換えてみようと思っています。
 
 先日、初句会がありました。
生憎の朝からの雪降りで、思うように吟行は出来ませんでしたが、高齢の先輩方がとてもお元気で、沢山のパワーを頂きました。
2月は定例の城が山へのカンジキ句会、雪原をラッセルして城が山に向かって登ります。お天気が良いと立山連峰一望出来て、大感激です。

 今年もお正月から観光バスが来ていました。週末のおわらステージも始まりました。2月になれば毎週冬ロマンとか言って行事が予定されてるようです。
八尾大好きな方には体調に気をつけて、今年も足を運んでくださいませ。

 「 寒紅を 紅差し指で 整へり 」
 「 紅差して 心浮き立つ 初句会 」

正子(2005.1.12)

戻る