夏も近づく

見渡す限り緑、緑で一年で一番爽やかな季節!
城が山も、躑躅が満開で、下から仰いでも色とりどりに彩ってるのがみられます。
世は全て新緑一色かと思いきや、竹藪は茶色に変色して落ち葉しきり。
俳句の季語では「竹の秋」」といって、この季節を表現する言葉なんだって。 自然って面白いものです。
若竹がすくすく伸びてる時に竹の秋なんて・・・。

曳山祭りも恙無く終わって、街は次の行事まで一息ってとこかな。
提灯山で何で蝋燭を使わないのか?と疑問が投じられましたので、一言。
かってはやはり全部蝋燭でしたが、あの如く角廻しがとっても乱暴(これが魅力?)な為に、その度提灯が燃え上がったり、千切れたり、はたまた、それを処理するのに上に駆け上がったりで、とても大変だったそうです。
その役割りは主に中学生、そのうちに、人間も少ない上に、先ず提灯屋さんがなくなったこと。 それでも、他所の町の職人を探して近年まで続けていたのですが、経費も嵩みますし、台所状況が・・・。
それで現在のかたちになったわけです。
でも、バッテリーも大変みたい。先ず重い、借り賃が高い。だから、以前暗〜い提灯山見た事あったでしょう? あんなアクシデントも起こる訳。
そりゃ〜、地元民は蝋燭の瞬きが一番って事は言われなくても胸の内では望んでいます。
昔を知ってる我々年配者はシ、ア、ワ、セかもね。
 
富山市になって、曳山もおわらも富山市の財産? どうなんでしょうね、修理代とか、運営費も富山市全体で見てくれるのかしら?
ウチの家主は、これは誰が何と言っても、オラッチャの財産じゃ!と突っ張っておりますが。  
  
人間の思惑を他所に、自然は少し遅れても、確実に季節を持ってきてくれてます。
石畳すれすれにツバメが巣造りに勤しんでいますし、道端には卯の花が咲き乱れています。  もうすぐ、紫陽花の似合う梅雨時がやって来る!

 「 牡丹咲いて かって花街 華やげる 」
正子(2005.5.16)

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