隣は何を・・・?

紅葉を映した美しい暦がたった一枚でヒラヒラして、いかにも毎年今頃になって慌ててる人間をあざ笑ってるかの様に高いところから見下ろしています。

今年も残り一ヶ月半、いつもより暖かい秋を楽しんでる内に近くまで紅葉が降りて来ています。城が山はもう少しですが、41号線沿いの神通峡辺りは綺麗に色付いて見頃が近そうです。

先日中学校の同級会に参加、50年前の少年少女に戻ってすっかり気分は娘になっていました。
結果、百歳まで健康で1週間病んでコロリ!これが今後の目標とか、先生も生徒も共にこの目標に向かってバンザーイ!って。
おもえば、町村合併で小学校、中学校まるで跡形もなく、声高らかに校歌を歌ったものの、虚しいかぎりです。何処でもこんな現象が起きているんでしょうね。
おまけに私の場合は女子高が共学になって、高校までなくなってしまって、私の青春の足跡はかき消されてしまって・・・。
秋風のせいか、つまらないことでおセンチになって、これも、同級生に逢ったせいかしら?

台風並みの低気圧の通過で、もの凄い風が吹きぬけて、暦の上では立冬だと言うのに夥しい落ち葉が道路に散乱して、掻き集めるのに大変でした。
でも、2歳の孫が綺麗ね〜って色付いた柿の葉っぱを拾ってる時、小さな幸せを。
クソ!この葉っぱは隣り柿だ!って腹立ててたのがすっかり吹っ飛んじゃいました。
秋深し隣りは何?を地でいったようなお、は、な、し。

 「 音立てて 落ち葉渦巻く 石畳 」
正子(2005.11.7)

戻る