夕焼けは秋の色

なが〜い梅雨が漸く明けたと思った途端、30度を超える灼熱地獄の日々が。
灼熱地獄を過ごしてる内に暦は何時の間にか秋!
勝手なもので此処らで一雨欲しいと思ったら驟雨が。お陰様で朝晩の風が何かしら肌さわりが違うような爽やか匂いがする。
夕方になると空の色、陽射しの色がやはり夏とは違った感じがする、これは残暑特有の感じ!

今年ももうすぐ風の盆。
盂蘭盆には帰って来なくても風の盆には帰省するのが八尾人の特徴とか。
だからよく観光客に世の中若者がいないってのに、此処は沢山居るねって言われるけど、いつも居るんじゃなくって方々から帰ってくるんです、風の盆に。
今年はどんな出会いがあるのかな? なんて、いい年こいても毎年ワクワクしてその時を迎えます。

なんでも今年から演舞場のチケットは全国のローソンで売り出したんですってね。
老婆心ながらどうなるかしら?なんて心配してたけどトラブルも無く順調に売れたそうです、よかった、よかった。
あとはお天気次第、こればっかりは皆で天に向かって祈りましょう。

そういえば、今日、ローカルテレビ局から「風の盆にようこそっていう趣旨のコマーシャルは如何か」と電話が。
冗談じゃないわ! 何でこれ以上ようこそいらっしゃいなんて言えるのよ!! あまり来ないでって言うコマーシャルなら乗る!!!って断った。
電話の向こうで変ったババアって感じがありあり。だって、本音だもん、ここを読んでる方達だってそう思うでしょ?
地元民の心をよそに勝手にこんな風にマスコミが煽ってることが、観光客と地元との温度差が出来るのだと思い知りました。
賢い観光客はおいしい誘いのキャッチフレーズにのらないで、自分でリサーチしていらしてください。

町中は去年と違った建物が建ったり、修理してアレッ!て見上げたり、どこか新しい息吹が感じられます。
夜だけウロウロしないで昼間も是非ゆっくり町並みを楽しんで見ては如何? 新しい発見があるかも?

   
  「  雨止んで 前より増せる 蝉時雨  」

正子(2006.8.12)

戻る