真っ赤だな

真っ赤だな、真っ赤だな、烏瓜も真っ赤だな・・・なんて若い頃コーラスで唄ったような、今、まさに蔦紅葉も桜紅葉もまっかっか。
遅かった今年の紅葉前線も漸く目線まで降りてきて燃え滾っています。
富山空港へのアクセス道路の街路樹が美しくて、その向こうにスッカリ白く装った三千メーターの立山連峰が屏風の如くそそり立ってる、今が一番富山が輝いてる時かな?

めいっぱい装って輝いて、気が付けば白い物が襲ってくるのはもうすぐ。
これから又雪との戦い、嫌〜〜なシーズン到来か。

最近、近所の大きな犬が天寿をマットウしてその家の夫婦は勿論、近所の我々まで寂しさをかみしめている今年の晩秋。
14年生活を共にした家族は相当ガックリ、犬でさえこんな思いを残すのに、昨今の幼児虐待なんかは身近に暮らしてる人達はどんな気持ちなんだろう?
森羅万象、生けるものはいつか別れが来るんだけど、必ず遭遇しなきゃならない時をいかなる心持でクリア出来るか、生きている者の最大の宿題であろうと、深秋ならずとも考えさせられた出来事でした。

此の頃、街中のポケットパークの雪囲いが始まっています。
それこそ、真っ赤に燃え盛ってる楓が荒縄でくくりつけられて少し可哀想にも。
でも、いつ来るか解らない雪将軍から守る為の大事な作業でもあり、家々の植え込みにも独特の雪吊りが日毎に増えてその時に備えて職人さんが忙しそう。
街じゅうの雪吊りが終わると、白い物が石畳を覆う頃になるのでしょう。

それでも毎日観光バスがやってきて、観光会館でおわらの実演を観て行かれます。
やはりおわらの真髄は夏の夜のアウトドアだと思うのですが、コートの襟を立てて此処まで観にいらっしゃるなんて感謝、お客様はやっぱり神様なのだ〜〜!


  「  神苑に 銀杏黄葉の 明るくて  」
正子(2006.11.22)

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