春一番

明け方から雨風が強くなって、夜が明けたら雨が少なく風がより強く。
犬の散歩もソコソコに、開店したものの看板は倒れるは、モノは飛んでくるは。
いっちばん腹が立ったのは、大事なたった一本の越前水仙が今を盛りと咲いてたのに、花から10センチくらい下のとこで、カックン!
ショック! セロテープで巻いてみたり、支えをしてみたり...。
テレビのニュースでは「春一番」だって。
ろくに雪掻きもせずに此の儘春になるのかしら?
ナマクラ者の私には有り難い冬だったけど、これでいいのかしらね〜、自然の約束事ってそんなもんじゃ無いと思うんだけど、でも、未だ如月も半分しか経ってないんだからまだまだ雪がドカっと来る事は否定出来ないけど。
昭和歴史の2.26事件の朝、東京に大雪が来たっていうから、この後、大雪が襲い掛かってくるかも、油断はデキナイわ。

雪なし冬浪漫、先日初めて民謡セッションを観ました。
五箇山民謡こきりこ、秋田の西馬音内盆踊り、地元の曳山ばやし、それと保存会選りすぐりの越中おわら節、久しぶりに堪能しました。
やはり、日本の音、土のにおい、民謡にはこれ等がギッシリ詰め込まれている事を改めて確認しました。
いつも、おわらや曳山の音に囲まれて感覚が麻痺してたのかな? ステージで演じられるのを観て、八尾に生きててよかったって心から感動しました。
特に、西音馬内踊りには不思議な感動を覚えました。というのは、音楽は秋田音頭でもの凄くリズミカルな、私的に言わしてもらえば、喧しいくらい勇壮なのに、踊りが又静やかでしなやかで。
その音と踊りのアンバランスなバランスが不可思議な雰囲気をかもしてるの。
私だけの感覚だけど、きいてるうちに物悲しくさえ思われてきたのは何なんだろう?
現地で観たら泣いてしまいそうな、そんな不思議な民謡でした。

未だ、2回あります、この2回は共に郡上おどりだとか。
雪も無くて足元がいいので是非お出でになっては如何?
西町通りや、石垣のライトアップ、冬の夜ですので一段と綺麗です。
明日香の前にも2〜3件だけですが、青竹にキャンドル点けてライトアップして冬浪漫に彩りを添えています。

  「 佳い事の ありそうな気が 春の雷 」
正子(2007.2.14)

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