風薫る五月

お祭りの余韻に浸ってるうちに気が付けば今年も3分の1を過ごした事になって、ギアを入れ替えなければ。
今月の風の市はかってない程の上天気で薫風の中で清々しい一日を過ごしました。
大人も子供もお祭り気分で、オープンカフェ?で酒盛りしてるとこがあれば、コロッケを歩きながら食べてる人、果物屋さんで値切りながら買い物してる主婦、歩行者天国を充分に楽しむことが出来ました。

先月の事ですが、知人の招待を頂いて東京へ。
戦死した父の奉られてる靖国神社へ50年振りに御参りする機会を戴き、「東京だよおっかさん!」みたいに心の洗濯をしました。
そこで奇妙な光景に。拝殿の裏側では、かって戦をした色んな軍服を着てラッパの練習をする者、行進の仕方を習ってる者、その数10人足らずで超年寄りから、未だ紅顔の青年まで。
近寄って何をしてるのか聞いてみると、年に何度も集まって、こうして揃って参拝してるんだって。
戦争に参加して生きて帰還し、軍人恩給を貰って今日穏やかに昔を懐かしんで軍服を着てる、また、その姿に憧れてか、若者がカーキ色の服にゲートル巻きで行進。
とても私には複雑な光景でした。
別れ際に「ご苦労様です、頑張ってください」と。
でも、自分で何を頑張ってくれって言ったんだろうって・・・。
ちなみに私は私費で千円のお賽銭を払いました。
その日は春の大祭でした。テレビの取材は無かったなあ〜。

熊の出没はもう珍しくもありませんが、今年は連休前からカモシカが街中をウロウロしてるのが時折見られ、住民はあまり騒がないで城ヶ山へ行くように追っていたのですが、今日の新聞に大きく写真が載せられてしまって、メジャーになってしまったようです。
おとなしいオスみたいで、早く山奥へ行くようにって皆で言ってるんですが・・・。
自然界も何処かおかしくなってるんでしょうかね〜、気候と共に。

爽やかな5月のお天気も中々長続きが出来なくて、もう沖縄では梅雨入りとか。
今の内にお天気満喫して梅雨を迎えましょう。
そして、乗り切ったらもう、風の盆が。

  「 靖国の 杜を揺るがす 青嵐 」
正子(2007.5.16)

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