おかしいけど笑えない話

さくら便りを聞きながら、城ヶ山の満開の紅梅の下に佇って今年の春を満喫している此の頃。
未だ木々は芽吹きもしていないので、色んな鳥達の姿がよく見えて、バードウオッチングの趣味の方には楽しい一時じゃないかと思います。

最近聞いた話。
長年勤めた会社を退職してさて、ノンビリと旅行でもと思いきや、親が認知症で介護が待っていたっていう話は何処でもあり。
夜、昼の区別が付かないから親も子もツイ感情的な物言いになって口論。
でも、子供の気持ちを代弁すれば親を叱り付けた後は物凄く落ち込んで、自己嫌悪にさえなって・・・。
そんな日々のある時、息子が親に「ボケてるから云々」って言ったら、96歳の親が67歳の息子に「お前がそんなこと言って、ボケてしまって可愛そうに」と言ったんだって。
視点を変えれば、なるほど、息子が無理難題ばかり要求してどうしたんだろう?って、自分は当たり前と自信がある親にしてみれば心配ものだもの。
こんな息子が心配で未だ死ねないと思ってるんだと思うと、おかしいのか、悲しいのか・・・?
その息子さん、ショックが大きくてガックリ来たって。

これから高齢者ばかりの社会、他人事と笑ってはいられない話でした。
私もこれから春夏、秋冬を何度迎えられるのか(しっかりとした感性を持って)と思うと、無駄に時間を使っては勿体無いない〜!と自覚させられた春です。

卒業、入試、合格発表、色んな行事が目白押しの春、ここ八尾も4月になれば上新町の風の市が始まります。
いよいよ今年も本格的に動き出しますゾ。
我が家の王子様も野球は左手で投げて、三味線は右手で弾いて、毎日元気に生きています。
沢山食べながら。

今年の桜は4月始めには開く予定、城ヶ山はどうかな〜?  第ニ日曜日あたりかな〜?

  「 ささ濁りして 嵩を増す 雪解川 」
正子(2008.3.24)
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