オールサンデー

近年にない程美しく咲き誇った桜たちもスッカリ葉桜に。
そして、八重桜、ツツジへと城ヶ山は一雨ごとにその美しさを増してきます。
今は、蕨とか、タラの芽、野蕗、見てるだけでなくオミヤゲの山菜まで頂ける、とても有難い城ヶ山でもあり、毎日朝から散歩の人影が絶えません。
私が此処で城ヶ山のアレコレ吹聴したせいか、最近では「行ってきました」とか「どうして行くの?」とか、だいぶ知名度が上がってきてるようです。

ところで、この春、富山県内では山岳遭難? 大げさな言い方かな、春山スキーで道に迷ったり、山菜採りで転落、はては命まで落として・・・。
これらは、大概、60歳過ぎたいいオトナ。
私の勝手な想像なんだけど、団塊の世代が社会でのお勤めを終えられて、ヒマとカネを持て余してらっしゃる、で、ポカポカ陽気にお弁当でも持って山歩きへ!
おまけに、山菜がどっさりお土産に付いてくれば、こんな健康的な余暇の過ごし方は無いと思う。
この八尾の山奥の方のに住んでる方の話では、兎に角週末ともなれば、何処からこれだけの車が湧いてくるのかと思う程の車列だそう。
山菜採りのマナーは最悪、おまけに軒先に干してあるゼンマイをごっそり頂いていく、これでは地元の方達も嫌悪な雲行きにもなるというもの。

これらの行動はみんながオールサンデーの仕業とは決して思わないけど、折角の第二の人生、健康管理を第一にユックリと大事に時間を使って頂きたいと老婆心ながら願わずにはいられません。

春の大イベント、曳山祭り、オトコ達がワクワク、そわそわ、とても輝いて見える1週間。
それが終わると、即、切り替えギヤーは風の盆モード。冬眠から覚めると八尾の町は刻々と人間の生きてる証拠を示すが如く行事が目白押し。


  「 百態の 緑膨らむ 句碑の山 」

正子(2008.4.28)
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