十三夜

今年の十三夜は美しかった。雨の心配も無く久し振りに月光を堪能した。
その後の夜毎の月の変化も風情があって美しいこと。
今年の色んな行事も全て終えて眺めるこの月は殊のほか冴え冴えとして、寒さを忘れていつまでも見上げてしまう。

夏が暑かった分、この秋はイイお天気が長く続いて有難い事。
そのせいか、立山の紅葉も10年に1度の美しさとか。
紅葉の美しい三要素、寒暖の差が著しい、台風が来ない、雨の量が少ない、これが今年の綺麗な紅葉の大きな理由だそうな。
ソレとは全く無関係なんだけど、先日高齢者夫婦で立山アルペンルートへ。
真っ盛りには1週間ほど早かったかな?
でも、さすがスケールの大きな錦秋に触れて、心豊かに喧嘩もせず?に帰路についたんだけど、あまりにリフレッシュしすぎた結果、スピード違反に捕まって、意気消沈・・・。
この年のこの紅葉は生涯心に残るだろう、だって、結婚以来同乗しててとっ捕まったのは初めてだもん!
もうすぐ結婚記念日だわ、ん? 何十年目だったかな。

9月末のツアー会社の月見のおわら、10月第2週末の坂の町アート展、沢山の来町、有難う御座いました。
どちらの行事もすっかり根付いて、お出でになるお顔も見覚えのある方々が何度も足を運んでくださって、いつの間にか、そんな方たちを待ってる自分に苦笑いしています。

今八尾の町では、酔芙蓉が咲き続けています。
一重も八重咲きも、冷ややかな深秋の月光にほのと紅を差して、明朝咲く白い蕾を次々準備しています。
いよいよ街中の街路樹や城が山にも色づく頃を迎えます。

  「 ひとはけの 雲を抜け出で 十三夜 」
正子(2008.10.17)
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