返り咲き

すっかり秋色の城が山へ。
サクラの葉っぱは落ち果てて老木の辺りは明るく秋の陽射しが遊んで、落ち葉の小道はカサカサと快い音を奏でてくれる。
冬鳥の休み場なのか、色んな小鳥が群れを成して落ち葉した梢を賑やかに飛び交っていた。
そんな中でも、管理棟の近くに、5月に咲く緑の桜の隣、「オカメ桜」という名前の桜の若木が2本、今を盛りに咲いている。
春にも咲いて、二度咲きらしい。
でも、サクラといえばやはり春がお似合い。折角この寒さの中懸命に咲いているけど、色は白っぽく、心なしか淋しそう。
このサクラ、雪がちらつくまで咲いててくれて、とっても健気。
その下には、雪囲いされたツツジの帰り花も所々。

此の頃、私の大好きな城ヶ山に時々「熊」が出たとか見たとかという情報が流れるので、ラジオを大声で鳴らしながら歩くのだけど、連れの番犬は全然アテになりそうもなく、キョロキョロしながら歩いてます。
肝心の紅葉はこれから。
毎年楽しんでる池の周りの楓、一番高い秋葉神社の周りの楓等はこれから色づきが進みそう。
今月一杯は楽しめると思います。

先週土曜日で「風の市」が終わり、今年のイベントは全て終了。
それでも、朝の気温6度台の今日この頃だと言うのに、明日香の開店前から観光客がウロウロ。
どうも近くの温泉に泊って朝一番の観光が八尾町なのかも。
だから観光会館の前にバスが止まって、人間は真っ直ぐ諏訪町通り、いわゆる「日本の道百選」の石畳をひたすら歩いて下って、銘菓「玉天』の袋を下げて観光会館に向かって上新町通りを上がって帰る。
そんな観光客ばかり。でも、誰も歩いてないよりマシ。
これから冬篭りに入るから、ナントかも町の賑わいか。

今秋は、小路の石畳が進んでいます。
上新町、西町、と、それに角家々の改築、少し間をおいて訪ねる度に変化が見られると思います、格子戸の家々が増えてて・・・。


「 畑仕舞う 煙をちこち 句碑の山 」

正子(2008.11.12)
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