ニューイヤーコンサート

新年おめでとう、アンド、寒中お見舞い申し上げます。
先日、大阪フィルのニューイヤーコンサートに浸りました。
私にとっては何よりのお年玉であり、福袋でもありました。
テレビで観ているウィーンのそれみたいに、ステージ上には生花がふんだんにあしらわれてて、前から3番目のど真ん中の座席の私には花の匂いが多少キツイ位で、クシャミが出ないかとガムを噛んで耐えました。
新年のメニューはお決まりですが、特に私の好きなメンデルスゾーンのバイオリンコンチェルトが第一目標、あ〜〜、よかったな〜〜。
錦織健のテノール、幸田浩子のソプラノ、いい音楽に浸ってる時ってホント、自分を忘れてしまうもんなのですね、
初めて大阪フィルで第九を歌った18歳に戻っていました。バカみたいですが・・・。

そうそう、その18歳の頃、コンサートマスターは朝比奈隆氏、50年近く前の思い出。
その時の話をひとつ、コーラスは第3楽章の前にスタンバったような記憶が。
で、一番後ろに並んでる楽員はティンパニーとかシンバル、トライアングルなどをかけもちでこなしている、しかも頭の薄い人とか白髪の人、こんな仕事で家族を養っていけるんだろうか?  なんて余計な詮索をしながら第4楽章を待ってた事が蘇って、おかしな感慨にふけっていました。
それに比べて、今の楽員の若いこと、しかもイケメンばかり。
おまけに女性の多い事、昔の難しい顔をしたオジサンめいた人は探すのが大変なくらい少な目。
円光寺雅彦指揮者はソフトな感じ。これって、自分が年寄りの証拠なんだなって、今書きながら気付きました。
誰を見たって自分より若い方ばっかりだもの、可愛くって、優しくいいオトコ、イイ女に見えるのは当たり前なんだわ・・・ふ〜〜〜ん。

春の初めから心が暖かくなる思いをして幸せな年明けです。
今年も世情に負けずに心持ちだけでも豊かに過ごしたいものと願っています。
来月は冬浪漫、雪はたっぷり、ひとときの心の安らぎを求めにいらっしゃいませんか。

「 除雪車の 音に目覚める 冬の朝 」

正子(2009.1.15)
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