春は名のみの・・・

三月、始まりとか終わりとか、何かと心浮き立つ三月。
暮れからの何度かのドカ雪も漸く無くなって、雪囲いの中から色鮮やかな椿がさいていたり、沈丁花の蕾がひしめき合って開花の準備中だったりで、体感温度はまだまだだと思っても確実に春は近くまで来ているようです。

冬浪漫には県外勢の皆様の熱い気持ちが有難くて、結局2月は休日返上で明日香は頑張りました、改めて有難う御座いました。
最終日には金沢芸妓の舞台で大盛況で終了したようです。
夜のライトアップも、運良く週末になると雪が見舞う為にそれなりに美しかった様子。
我が家の前にもささやかなキャンドルライトでおわら娘の切り絵を照らしていたのですが、誰か見てくれたのかな〜?
2月は各地で雪のイベントがある為なかなか・・・、観光協会ではあの手この手で智恵を絞っているようですが。
今年初めての取り組みでは、鏡町のかって花街を売りにして、花街マップや現地に札を立てて案内したり。
私はいいアイデアだと思いましたが、観光客さんにはどの様に受け入れられたのでしょうか。

新型インフルエンザに脅かされて今年の冬は緊張のまま、今度は花粉症が襲ってきます。
春とはいえまだまだ三寒四温、体調にお気をつけて本当の春を迎えたいものです。
いま、井田川は雪解けで毎日ドロドロの色で川幅一杯に轟音を立てて流れています。
夏のあの緩やかな優しい流れとは別物のようです。
そろそろ城ヶ山へ登ってみたいものです。きっと桜の芽をついばみに小鳥達が来てるでしょう。
また、桜の花が咲く頃、ツツジの盛る頃フラ〜っと訪ねて下さい、まってま〜〜す。



「 石垣に 雪解の川の こだまして 」

正子(2010.3.2)
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