我が家は氷室

如月も残り少なに、漸くお日様が拝めるような気候になってホッとしています。
兎に角沢山の雪が積もって、久し振りの屋根雪下ろしにあちこちの業者がフル稼働していましたが、屋根の上にはもう残り僅か、この後降っても雪降ろしまではさせないでしょう?
でも、八尾の家は奥に長い為、大抵の家では坪庭が、そこは明り取りでもありますが雪を下ろす場所でもあります。
我が家でも洩れなく、窓は雪で塞がれて空が見えないほど、まるで氷室のような状態です。
昔、未だ冷蔵庫が無かった頃、この雪に穴を掘って保存すべき物を入れてたそうな、お肉とか、魚類とか。
何時までこの雪が残ってるものかと未だ若い嫁の頃(この私が)心配になったものですが、春一番が吹く頃になると、一晩に5〜60センチは減ってゆき、3月中にはすっかり消えて無くなります。
自然にはかないませぬ、だからこの雪も大事に?そっとしておくつもり。

冬浪漫、あちこちからご苦労様でした。
私は先日、鏡町めぐりと料亭の夕餉を楽しみました。
かって花街の案内を聞いて、中でも上流の料亭「杉風荘」の中で保存会の方の一流の三味線演奏と昔語りを拝聴、その後現在唯一営業中の料亭「北吉」で夕食を楽しみました。
料金ではとても出来ないような盛沢山のご馳走、おまけに胡弓の飛び入り演奏まで聴くことが出来て、八尾に住んでいながら初めての体験をしました。
20人程のお客さんだったかと思いますが、皆さんとても喜んでいらっしゃいました。
色んな方々の協力でこの冬浪漫という2月のイベントを今年もすることが出来、この後もより多くの来客をお待ちしています。
まるで私、観光協会の回し者みたい!

もうすこしで桜の情報の出る頃、早く城ヶ山へ行ける時が来るといいですね〜!
鏡町のおたや階段の付け根あたりの処、石畳の工事中です。
去年、そこに東屋が出来たでしょ?そこのところよ、だから出来上がると階段下全部が石畳の広場になるわけ。
またまた鏡町ファンにはたまりませぬゾ!


 「 川幅を ふんわりつつむ 雪解靄 」

正子(2011.2.21)
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