何も無いのに・・・

緑が一層色濃く梅雨の空にそよいでいます。
梅雨入りも順調に、おわら本部の年に一度の温習会も無事終了、いつもの静かな町並みを呈しています。
そんなな〜〜んにも無い?八尾町に何故か毎日何組かのヒマそうな観光客が歩いています。
客商売をしてて、何しに来たん?なんて不遜な言葉を掛けて、後で大きく反省してるんですが、本当に今は何にも無いのに、、、。

昨夜、町並みより富山寄りの水田を流れる小さな川に蛍狩りに。
毎年今頃川面を美しく飛び交っています。
ゲンジボタルです。今が見頃かな?
私は虫が苦手で見てるだけで充分、しかし孫とジイサンは必死でおっかけっこ。
暗いし、道は狭い、おまけに結構ラッシュ、恐々バアサンは、遠いとこから眺めて川へ落ちないかハラハラもんでした。
でも、蛍って、今も昔も神秘的な光で色んな想像や思い出を作ってくれる不思議な生き物、その光を見てるだけで、ン十年前の自分の世界、はたまた我が子の頃の光景、今、孫が作ろうとしてる記憶、こんな小さな生き物の光が遠大な時間を繋ぐのかと感慨に浸ってる変な高齢者です。
もう1週間もすると、ヘイケボタルが見頃だとか、これは町より山手の仁歩(にんぶ)地区に生息します。

来月には例年のおわら演技発表会が、いよいよ風の盆の助走が始まります。
今年の本番は2日が日曜日、チョッとややこしい曜日周りかも。
でも、おわらファンには何曜日でも関係ない!!  かな?
それにしても今年は何だか台風が忙しそうじゃないですか?
お天気だけは誰のせいでも無い、皆さんの心掛け次第ですぞ。

な〜〜んにも無いって言ったけど、去年の事を思えば何も無い事がいかに大事な事か、毎日のニュースを見ててつくずく思わされます。
原発再稼動、国会足踏み、東日本の方々の事を思えば呑気な事を口走ってスミマセン、何も無い事が一番シアワセな事を忘れるとこでした。
梅雨の被害が出ませんように祈っています。


「 雨止んで 目に鮮やかや 夏の蝶  」

正子(2012.6.18)
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