立春大吉

暦の上では立春、現実は大寒?
三寒四温とは名ばかり、あまりに暖かい寒中を体感した挙句、一級品の寒波が押し寄せてくるとか、恐れおののいて2月を歩き出しました。
でも、雪は全然なくなり本当にこれから降るの?って、雪国に生活してる事を忘れそうなこの冬、長期予報では2,3月は未だ寒いって言ってるから心を引き締めて、あまり降らない事を祈りつつ...。

例年通り、我が上新町では2月第一大安から次の大安まで、曳山囃子の寒稽古が始まり、いよいよ今年が動き出したって実感がします。
我が家のジイサンはというと、昨年末から少々故障してた為に、弾き初めの三味線の音が未だ聞こえてこない。
こんな春ははじめてかも?
えっ!ホント、この家の人になって初めてのことだわ!
いよいよこんな時が来たんですね〜、覚悟しなきゃ。
と、思ってたら、少し不満気味な調弦が聞こえてきました、ほっ!
やはり稽古事って練習を怠ると取り戻すのが大変です、どんなにベテランと言えども。
トシは充分とってるんだから、下り坂になれば急転、きっと心中穏やかじゃないはず、練習しかないよ、頑張れ!ジイサン!

今年の冬浪漫、どうも他所からの民謡は来ないみたい。
曳山囃子とおわらをじっくり堪能してください。
元々、曳山囃子鑑賞会として2月の観光行事が始まったはずだったのに、いつの間にか変わった方向へ、ま、エライ方々の方針なのでしょうから私如きがツベコベ言う事無いのですが...。

これで石垣に少しの雪が積もったらカメラ的には申し分無いのですが、そんな勝手な事望んだら自然の神様のバチが当たりそう。
寒い事は間違いないので暖かくしてお出で下さい。
だ〜れも居ない町並みを歩くのもいいもんですよ、いつも同じ事言ってるわ。
今年もこんなアンバイで始まります、宜しくお付き合い下さいませ。


「 枝の先 赤く膨らみ 春めける  」

正子(2014.2.3)
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