おことうさん

天災、人災、色々ありましたが今年も後2週間、先日のテレビでは毎年の京都の風景が。
清水寺の「税」の文字、舞妓さんの事始、あの画面を見ると我に返ります。
子供の頃、12月13日になると山からお正月の神さんが家の周りに降りて来られるから、汚い事をしてたら罰が当たるって言われて、別に何で?とも思わずにそういうもんだ位に過ごしてきたのですが、今にして、これって暦に書かれている「正月事始」に由来してるんだと、明治の人は京都と飛騨とは全く離れてるのにエライ事を伝授してたんだな〜と、感心しきりの此の頃です。

この冬は暖冬だなんて喜ばせといて、毎週末に向けて1級クラスの寒波襲来とか、エルニーニョはどうなったんじゃ!
気象予報の知識は無いからその辺の因果関係はよーわからんものの、この後の降雪は程々にと祈るばかりです。
我が家の高齢のオトコは去年の今頃命懸けて入院中だった為に雪掻きはやや若い目の高齢女子の私が頑張ったのですが、今冬もオトコは役に立たない為、私の朝の大仕事、雪の予報を神経質に聞き入ってしまいます。
今の所はテレビで言う程は積もってないので有難いことです。
大雪になったら雪の好きな方是非お出で下さい、泊り付きで除雪の助っ人待ってます(笑)。

来年の事を言うとオニが笑うって、でも、来年の冬浪漫は上新町の曳山囃子が当番とかで、12月になっても若者達は熱心に練習をしています。
程々の雪の中で曳山の太鼓や笛の音が流れる冬の町並みもイイものですよ。

これから何かと年用意に忙しい日々だと思いますが、インフルエンザなんかに負けないように。
京都の今頃の挨拶は、おことうさん って言うんですって。
事が多い、する事が多い、要するに忙しいコッチャってことでしょうか。


 「 雪掻きの 音に目覚めし 石畳  」



正子(2014.12.16)
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