穏やかな寒の入り

遅くなりましたが明けましてオメデトウ御座います。
今年のお正月は殊のほか暖かくて穏やかな毎日、私のン十年余りの生涯で覚えの無い程の暖かい年末年始を過ごさせて貰いました。
この反動がどう跳ね返ってくるかとても心配です。
雪国の暮らしに慣れて生きてると、雪があるのが当り前、いつ来るか不安な日々である事も事実です。

そんな元日、城ヶ山を一周して来ました。
木々の葉はすっかり落ちて明るい日差しがとても眩しく、八尾の冬の陽射しがこんなに暖かいなんて初めての体感、スッキリした木々の枝先には小鳥達の群れ、その鳴き声の大きく響く事、遮るものの無い山肌にあちこちから競う如く聞こえました。
亀池の裸婦像の肩先に元日の陽射しが斜めに当たって、神秘的にさえ感じられました。
俳句の恩師の句碑、虚子の句碑、秋葉社とゆっくり一時間掛けて今年も健康でいられる事を願いつつ踏みしめてきました。

そろそろ雪だるまのマークが予報図に、いつ降ってもおかしくない時節ですから覚悟はできてるものの、一日でも雪の日が少ない事を願っている毎日です。
我が家の鍛冶屋さんの鞴始め、三味線の弾き初め、形だけですが今年も恙無く、後は3学期の始まりを待つのみ。
寒の入りは穏やかですが、本格的な寒はこれから、インフル、ノロウイルスと色々待ち構えて居そう、くれぐれもご自愛のほどを。
今年もお元気で賑やかな皆さんのご来店を待ってま〜〜っす。


 「 初御空 立山連峰 神々し  」



正子(2016.1.7)
戻る