ピッカピカの一年生

雪なしの冬が遠退くと同時に桜前線がイッキに駆けてきました。
今年の桜は殊のほか見事とか、それと長い間楽しませてくれていますね〜。
花散らしの嵐が先週襲来しましたが、それはそれなりに見所も。
強い横風に乗って花びらが真横に流れるサマは冬の吹雪を思わせるくらい迫力がありました。
また、地面に張り付いた花屑を掃き集めるのも朝の楽しみ。
何処から来たの?って聞いてみたくなる。
水面の花筏、 一時もジッと留まる事をしない変容は見てて飽きが来ない。
今お薦めは聞名寺の枝垂れ桜、大寺の甍が絶好のキャンバス、夜は樹木の下から光りが当てられて、枝垂れ特有の幽玄の境地です。

先週は各学校の入学式が順調に行われました。
朝の集団登校の列に1年生が2人も、我が家にはもう小学校へ行く子が居なくなったのにいつもの習慣で見送ってしまいます。
雨降りには地面につかえそうな大きな黄色の雨合羽を着て先頭の上級生に付いて行くのが必死の一年生、とっても幸せな朝のひと時を謳歌しています。
我が家も第二次の孫ちゃんが中学生に。
首周りはダブダブ、袖から手の指がチラ見えのガクランを着て颯爽と登校する後姿を角を曲がるまで見送ってる、ただのバアチャン。
その内きっと見送りお断り!って言われるんだろうな〜?
でも、その日まで張り切って、小学生も中学生も一年生応援バアチャンは朝の見送りを楽しんでいます。

漸く行楽のシーズン、週末には観光客がぽちぽち見られます。
曳山祭りももうすぐ、どんな変化か、我が家の第一王子はお祭り囃子の三味線の練習を始めました。
長いブランクを思わせない程スムーズに弾いてたのには驚かされました。
スズメ百までってホントなんですね、早くに習った分身体に沁み込んでたのでしょうか、少し練習に真剣になれば役に立つかも?
ばーばの贔屓目でほくそえんでいます、春ですね〜。
長いブランクは余り影響なかった様子で、何より師匠のジイサンが張り切っています、まだまだ長生きするかも?  

街はすっかり春!
あと2週間もすれば初夏、お祭り、あらゆるジャンルの一年生諸君、新しい環境に潰されないように、少しの休暇を貰ってリフレッシュにいらっしゃいませんか。
此処は時間がユックリ動いてますよ。


 「 老柿の 新芽今年も 幼くて  」



正子(2016.4.10)
戻る