風と共に去りぬ

瞬間風速32.5メートルの風が1年に1度の曳山祭りを見事に粉砕して今年度の春の最大イベントは終わりました。
5月3日、朝から風は大げさに吹いてはいたものの、体験した事の無い様な強風に発達するとは誰も想像してなかったと思う。
昼間の彫刻曳山が東上がり(東町〜諏訪町)で午後西側(此処上新町、西町)下りの予定で巡行されたものの、明日香の前あたりでは午後3時〜4時頃かな、曳山の2階がグラグラ、まして角回しなんぞ胸ドキドキものでした。
その頃は曳山の飾り物、屋根の四隅の瓔珞(ようらく)、紋入りの幕などはすっかり取り外されて味気無い姿に。
でも若者達は必死、段々風力を増してくる中を何とか下新町の八幡社迄は巡行が行われたとか。
勿論そんな状態ですから夜の提灯山は中止、各町急いで彫刻のまま帰ってきたそうです。
わが町の鳳凰なんぞ、風に向って今にも飛び立とう!ってな姿。
夕焼けの西空に向って金色の大鳳凰はとても印象的、思わず、「飛べ!!」って声が出ましたよ、不謹慎な、叱られそう。
そんな具合で風の中を早目にお祭りはオシマイ。
夜に向って風は益々風力を上げて、10時半の瞬間風速32.5メートル、体験した事の無い恐ろしい風の夜を過ごしました、怖かった〜!
ちなみに我が家の第一王子は7年ぶりに三味線復帰だったのに...。

不穏なお天気をクリアしてるうちに5月ももう半ば。
今週末は五月晴れの上天気が続くとか、お祭りの反省会や慰労会もすっかり終えて、気分は風の盆へ向ってるかも?
フラフラ観光客もそんな話題が出てますよ。
こんな風に半年毎に大きなイベントで仕切られると、八尾の人間はトシを取るのが早いような気がする?のは、私だけかな。

週末には母の日のプレゼントの佐渡裕さんのコンサートに命の洗濯しに行ってきます。
静かな坂の街を味わいにいらっしゃいませんか、命の洗濯になるかも、ね。


 「 子育てに 出入り忙しき 軒つばめ  」



正子(2016.5.13)
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