74歳の春愁

今年の桜便りも毎日元気に北上中。

気温の上下があまりにも著しいこの春、此処八尾の開花も京都の開花も余り時差が無いという今年の桜事情。

でも、咲きかかってからの気温の激しい変化のお陰で長い期間花見が出来て有難い春です。

 

只今、合同の坂の若木、聞名寺の古木、同じく聞名寺の枝垂れがいいとこかな。

城ヶ山の桜は今年はイマイチの様子、でも、城ヶ山には桜の種類が沢山あって、ソメイヨシノ以外にも次々咲いてくれます。

桜の下の笹薮にはカタクリ(かたかご)が群生してて、5月の連休までは飽きることなく目も心もリフレッシュ出来ます。

何処?って、それはご自分で探すのが一番の、た、の、し、み!

 

先月、又一つトシを重ねました。 体重が増えるが如くトシを重ねる事って気持が重いものです。

とは言うものの、気持はいつも女学生?  とは、チョコッと言い過ぎかな。

兎に角、周りの高齢者の日常を目の当たりにして、近い将来踏むであろう道、遅いか早いかの違いだけで必ず踏み込まねばならない老いの道、春でなくても心は憂鬱、私には此の頃の心模様はまさに春愁です。

 

もうすぐゴールデンウイーク。
立山の雪の廊下とか黒部のトロッコとか、連日観光客を迎える為の準備のニュースが流れています。

里ではこの冬の雪はあまり多いとは思わなかったのですが、3000メートルの北アルプスでは充分の積雪があるとか、20メートルの雪の廊下が期待されそうです。

さあ、トシを忘れて私も旅行計画でもたてようかな〜!

 


 「 牛嶽に  牛の雪型  現るる 」



正子(2017.4.11)
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