師走の八尾


師走も気が付けばもう半ば過ぎ、年賀状の受付も始まると呑気物の私でも少々は焦りみたいな気持も、、、。

先日の雪はひと段落したものの来週にも次の寒波予報が、なんでもこの冬はラニーニャ現象とかで寒い冬を覚悟せねばならないとか。

寄る年波には気温の低さはこたえます。 動きが緩慢になると益々頭の回転が緩くなって、嫌〜〜な高齢者になりそう。

 

街には例年通り年末大売り出しの赤い旗がはためいていますが、買い物客らしき人の姿が見当たらない。

商店には福引券が配られていますが、かってのような子供たちの賑わいの声が全くしません。

年金貰って年寄りがいつもより出歩いてるかなって思うのも束の間、雪が降り出せば誰も歩かない商店街です。

元気良く走ってるのは宅急便のお兄ちゃんかな?

 

愚痴ってても時間は待ってくれない、少し外に目をやると、先日の雪が大寺の軒下に貯まって冬の景色を醸し出しています。

ご存知の通りこの街にはお寺さんが多い。 どのお寺さんも暮れになると本堂の真ん中に合掌の形の雪避けを設えます。

大屋根から雪が滑り落ちるのをその合掌で右左に振り分けて参詣者に難がないようにと一冬の間立ててあります。

先日までの乾いた日々は何とも退屈そうに見えてたのですが、いざ雪が降るとその光景が全く凛としていかにも雪国のお寺さんらしく頼もしくさえ感じられます。

 

あと2週間程で平成最後の年を迎えることになりますね〜。

地球規模でも国内的にも色んな事があった今年、何とか平穏で年越しが出来る事を願って書いています。

 

我が家でも老亭主は傘寿、私は来年後期高齢者、平成の終わりを健康で迎えたいと思っています。

皆様も御変わりなく良いお年をお迎え下さい。


 「   暮れの街 言葉少なに 遠会釈    」



正子(2017.12.16)
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